2006年 01月 10日 ( 1 )

だれかのことを強く思ってみたかった

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


ふたりとも、中央線沿いに住んでいるという、作家の角田光代さんと、写
真家の佐内正史さんが、いっしょに東京のまちを歩いたことから生まれた
短編集です。

さりげなく問いかけてくる、東京をめぐる13の物語。

記憶のどこかに残っているような、東京のふだんの風景。

大きいようで、小さかったり。小さいようで、大きかったり。何でもある
ようで、何もなかったり。何もないようで、何でもあったり。

東京。

このまちのなかで、だれかのことを強く思っている、そんなじぶんの存在
が、とてもだいじに思えてくる。

言葉と写真が、おたがいを、あざやかに、あぶりだしながら、コラボレー
ションしている一冊です。

■著者:角田光代 ■写真:佐内正史 ■出版社:実業之日本社
■価格:税込2499円

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by revenouveau | 2006-01-10 08:09 | 立読のようなもの