人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ランチブッフェ

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


映画化もされて話題を呼んだ「嫌われ松子の一生」の作者・山田宗樹さん
によるオムニバス短編集。

表題作「ランチブッフェ」の主人公は、佐藤信子という38歳の主婦。

ある日、中学校のときの同級生たちと待ち合わせ、ホテルでランチを楽し
もうとでかけます。

ひさしぶりの集まりで、愚痴話しや芸能界の話題に興じる4人。

やがて、話しは、同級生のひとりで、芸能界デビューした友だちが帰省し
ているという噂話へと展開します。

そして、いつしか、信子のこころに去来する思いが…

そのほか、バツイチ男性のもとに 10年前にだした元妻とじぶんからの手
紙がとどく「二通の手紙」、自社製品のクレームをうけた農薬会社の営業
マンが真相を求めてゆく「混入」など、喜怒哀楽、さまざまな思いがわき
あがってくる作品をおさめています。(表題作をふくめ全6編)

■著者:山田宗樹 ■出版社:小学館 ■価格:税込1575円

ランチブッフェ_d0063999_10325494.jpg

 << よろしければクリックを
by revenouveau | 2006-08-24 10:38 | 立読のようなもの
<< アタシ、どこか間違ってる?  (9) わたしの、好きな人 >>