(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)
亡くなった母親の思い出や記憶を抱いてすごしていた〈わたし〉。 ある日、父親に新しい恋人ができたことを知ります。 それは、近所でも有名な変わりもの〈アルゼンチンババア〉。 ほんとうは、〈ゆり〉という名前があるのですが、なぜか、かのじょは、 そう呼ばれているのです。 古臭いにおいのするビルに住んでいて、ちょっぴり浮き世ばなれしている けれど、ほんとうは、とても純粋できれいなひと。 はじめは、躊躇していた〈わたし〉までもが、いつのまにか、ゆりさんに ひかれていって… そこに生まれる、癒されるような感情にあふれた世界。 奈良美智さんの絵と写真が、文章のあいだに、まるで仕掛けのようにはさ まっていて、それもまた、物語をふくらませています。 加えて、すべてのページが英訳つき。 こちらは、なかなかいい翻訳で、むしろ、わたしは、英文のほうが読み物 としておもしろいような気がしました。 ■著者:よしもとばなな・奈良美智 ■出版社:ロッキンオン ■価格:税込2625円
by revenouveau
| 2005-10-24 07:20
| 立読のようなもの
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