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八日目の蝉

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


不倫相手の留守宅にしのびこみ、眠っていた赤ちゃんをみて、思わず連れ
さってしまった野々宮希和子・29歳。

じぶんのもとに生まれてくるはずだった子どもと、その女の子を重ねあわ
せ、かのじょは、赤ちゃんを薫と名づけ、逃亡生活をはじめるのです。

いつ捕まってしまうか、わからない日々。逃避行をつづけながらも、あた
たかな親子の情を育んでいくふたり。

しかし、数年後、希和子は逮捕され、薫は生みの親のもとへ。

事件の発生から 約20年。薫が成人し、希和子が出所するまでの足跡を描
きます。

角田光代さんご本人が「家族、結婚という社会制度や血縁をこえる、ひと
とひとのつながりを描いてみたい」と連載された、かのじょのはじめての
新聞小説(読売新聞・夕刊)の単行本化。

サスペンスの魅力もそなえたこの長篇を、あなたは、どう読みますか。

■著者:角田光代 ■出版社:中央公論新社 ■価格:税込1680円

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by revenouveau | 2007-07-30 09:28 | 立読のようなもの

Gazpacho

■INGREDIENTS: pour 2 personnes
400g de tomates
1/2 concombre
1/2 oignon
1/2 poivron vert
1 gousse d'ail
2c a soupe de vinaigre de vin
2c a soupe d'huile d'olve
20〜30g de pain de campagne ou baguette (sans la croute)
sel
poivre

■PREPARATION
1)Tremper le pain dans l'eau, par la suit le tordre et l'emietter.
  Monder, epepiner et couper les tomates en morceaux.
  Peler, epepiner et hacher grossierment le concambre.
  Ciseler l'oignon. Equeuter et deberrasser le poivron de ses
  graines et le couper en lanieres. Peler et piler les
  gousse d'ail.
2)Passer lous les ingredients au mixeur afin d'obtenir une
  puree fluide. Couvrir et laisser reposer au refrigerateur
  pendant 1.5 ou 2 heures.
  1verres d'eau por faire un caramel.
3)Au moment de servir verser le gazpacho dans des grands bols.
4)Ajouter selon vos gouts les petits legumes, les oeufs durs
  haches, les olives denoyautees et coupees en tranches,
  les petits croutons frits..etc. On peut ajouter eventuellement
  quelques glacons a la soupe.



※日本語訳をごらんになる場合は「more...」をクリックしてください。
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more...〈日本語訳〉
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by revenouveau | 2007-07-27 10:07 | 仏語のようなもの

メタボラ

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


漆黒の真夜中、沖縄本島の森のなかを逃げまどうひとりの青年。

かれは、1円のお金も、なにも持たず、記憶すらも失って、無垢な状態で
登場します。

ひたすら走りつづけた闇のなかで出会ったのは、宮古島の出身でまもなく
18歳になる伊良部昭光という若者。

昭光の提案で〈ギンジ〉という名を得たかれは、「リセットすればいい」
という昭光の言葉に、新しい記憶をつくろうと試みるのです。

思い出すことのできない過去にさいなまれるギンジが“影”なら、能天気
な昭光は“光”?

陽光がふりそそぐ印象がつよい沖縄を、桐野夏生さんは、むしろダークな
場所(戦争体験、基地、失業、内地との軋轢…)ととらえ、「表裏一体」
となった、ふたりのドラマを描いていきます。

後半、舞台は、ギンジが記憶を失うまえの関東地方へ。

iTやグローバリズムで加速した企業と社会のゆがみや、低賃金で派遣労
働に従事するワーキングプアの問題などにもふれ、目にみえない差別の存
在をあきらかにしようと、桐野さんならではの感性で、するどく切り込ん
でいくのです。

■著者:桐野夏生 ■出版社:朝日新聞社 ■価格:税込2100円

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by revenouveau | 2007-07-23 09:30 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (44)

「金にまかせて優良企業を買収しようとするのは許せません」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

正解例は、こちら...
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by revenouveau | 2007-07-13 09:33 | 美句のようなもの

しずく

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


フクさんとサチさん。二匹の雌猫の視点から飼い主たちの姿を描いた表題
作をふくめ、全6編をおさめた、西加奈子さん初の短編集です。

幼なじみ、三十歳の独身女性と恋人の娘、老婦人と若い女性小説家、母と
娘、…

物語をかたちづくっていくのは、“女どうし”のかかわりあい。

とくにおおきな事件がおこるわけではないふだんの、ちいさなできごとの
積み重ねのなかで生まれてくる、ちょっと笑えて、すこし泣ける、あたた
かなエピソード。

   そうか、あなたがいたんだ。

   迷っても、つまずいても、泣きそうでも。
   人生って、そう悪くない

本のオビには、そんな言葉がありました。

■著者:西加奈子 ■出版社:光文社 ■価格:税込1365円

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by revenouveau | 2007-07-11 09:08 | 立読のようなもの

赤朽葉家の伝説

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


自分自身には語るべき物語をもたない、現代を生きる〈わたし〉赤朽葉瞳
子を語り手に、製鉄一族(あのひとたち じゃありません)の 60年を描き
だした桜庭一樹さん渾身の作品です。

終戦後の山陰地方、「山の民」に置き去りにされた幼子は、村の若い夫婦
に引き取られ、長じて、製鉄業で財を成した鳥取の旧家・赤朽葉家の女主
人に望まれて輿入れ。かのじょは、未来を見とおすことができるふしぎな
能力をもっていたことから「千里眼奥様」とよばれるように…

それが語り手の祖母・赤朽葉万葉。

やがて生まれた娘・毛毬は、猛女ともいえる性格の持ち主。中学生のころ
から中国地方の暴走族と抗争をくりかえし、自らが率いる〈製鉄天使(ア
イアンエンジェル)〉を最強のレディースに押しあげるなど、エピソード
に富んだ青春をすごし、とつぜん少女漫画家に…

そして、何者でもない〈わたし〉。(でも、未来は、まだこれから…)

高度経済成長、バブルの時代を経て、平成にいたる現代史や世相を背景に、
旧家に生きる三代の女性と、かのじょたちを取り巻くひとびとのすがたを
つづっていきます。

■著者:桜庭一樹 ■出版社:東京創元社 ■価格:税込1785円

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by revenouveau | 2007-07-03 10:28 | 立読のようなもの