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アタシ、どこか間違ってる?  (39)

「学長は、新入生に、はなむけの言葉をおくりました」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

正解例は、こちら...
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by revenouveau | 2007-04-27 17:56 | 美句のようなもの

主婦と恋愛

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


サッカーワールドカップが開催された1カ月間のカーニバルのような熱狂
のなかで、それになんとなくつきあっている主婦・チエミの恋の予感を描
いた物語。

サッカーファンで、高校の数学教師、ときとしてチエミには理解しがたい
ほど“人のいい”夫・忠彦とともに、これといった不満もなくくらしてい
る主婦・チエミは、ともに30代の前半。

ストーリーは、子どものいないこのふたりが知人から譲り受けたチケット
で、札幌へサッカー観戦にでかけるところからはじまります。

おもな登場人物は、札幌で出会った26歳の女の子・ワカナちゃん(ちょっ
と不思議ちゃんキャラ)と、チケットを譲ってくれた知人の家で偶然に出
会った近所に住むカメラマンのサカマキさん。

ただいっしょにサッカーを観戦するという、そんな弱い結びつきのなかで、
いつしか、チエミのこころは、(はじめは、図々しくて、ちょっと苦手だ
と思っていた)サカマキさんへの思いにゆれていくのです。

本のタイトルに「主婦と恋愛」とあるように、主婦と恋愛とを描いた物語
ではあるけれど、むしろ、それは主婦が恋愛のようなものに近づいていく
といった感じ。

ささいなできごとの積み重ね、期待に反して展開していく現実、そうした
日常のせつなさが伝わってくる作品です。

■著者:藤野千夜 ■出版社:小学館 ■価格:税込1575円

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by revenouveau | 2007-04-25 09:37 | 立読のようなもの

檸檬のころ

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


ただいま、この物語を原作にした映画作品が、各地で公開中ということで、
過去記事を再掲します。

               ●

あなたの学校での生活は、どのようなものだったでしょうか。

小学校、中学校、高校、ひとそれぞれに、思い出があることと思います。

豊島ミホさんは、この作品の〈あとがき〉のなかで、じぶんの高校生活に
ついて「私の高校生活は暗くて不様なものでした。卒業式のとき、もうこ
こに通わなくて済むんだという事実に安心してポロポロ泣いたくらいです」
と述懐。

そして、そんな思いとは裏腹に「そういう『地味な人なりの青春』を、い
つか書きたいと思っていました」という言葉も、もらします。

                ●

舞台は、とあるちいさな町(コンビニはなく、マックのかわりにドムドム
バーガー、プリクラはあるけど旧式機械)の、とある高校。

初恋、友情、失恋、部活、学祭、進路、受験、上京、…

だれもが通過するような、エピソードをちりばめながら、地味な高校生の、
かっこわるくて、なさけなくて、けれども、忘れられない輝いている瞬間
をつづった連作短編集。

あのころ、地味だったひとだけではなく、だれの心にも、どこかに響いて
くるものがある、いたくて、まぶしい青春ストーリーです。

■著者:豊島ミホ ■出版社:幻冬社 ■価格:税込1470円

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※豊島ミホさんに興味をもたれた方は、こちらへ。
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by revenouveau | 2007-04-23 09:15 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (38)

「かれは、その話を耳にすると、やおら駆けだしていきました」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

正解例は、こちら...
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by revenouveau | 2007-04-20 10:00 | 美句のようなもの

エスケイプ/アブセント

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


職業革命家を20年つづけてきた40歳の江崎正臣を主人公にした「エスケ
イプ」。

妹の長年の夢だった託児所が開設され、そこを手伝うことになったかれは、
活動をやめ、故郷の仙台へ帰ることをきめるのですが、そのまえに旅にで
ることにします。

急行銀河。行き先は、大阪。と思いきや、ふと京都で途中下車。

そこで出会ったあやしげな西洋坊主(神父)のところで、しばらく居候の
身となり、あきらめを祈りにかえてすごします。(が、その祈りが尋常で
はありません。これは、ぜひお読みください)

そうしたなかで、かれがしきりに気にかける、いまは不在の〈あいつ〉。

それにしても、絲山秋子さん、さえない中年男性になりきって、どうして
ここまで書けるのか、すばらしい。

そして、つづく「アブセント」。

こちらは、江崎正臣が気にかけていた〈あいつ〉の物語です。

■著者:絲山秋子 ■出版社:新潮社 ■価格:税込1260円

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by revenouveau | 2007-04-18 09:15 | 立読のようなもの

ひとかげ

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


児童専門のクリニックでアシスタントの仕事をしている〈私(男性)〉と、
エアロビクスのインストラクターを辞め、鍼や灸、気功、アロママッサー
ジなどを施す治療院をひらいた〈とかげ(女性)〉。

それぞれが、過去のつらい体験にとらわれ、心に傷を抱えながら、それゆ
えに引きあい、愛しあうようになるふたり。

と、ここまで書いたところで、「あっ」と思われた方もいるのではないで
しょうか。そうです、この作品は、15年前、ばななさんによって書かれた
「とかげ」をご本人が昨年リメイクしたものなんです。

むだなく切り込んでくるような鋭い感性をみせながらもときに饒舌になっ
ていたオリジナル。ソフィストケートされた大人の語り口で生身の人間を
感じさせるリメイク。

本書には、後半に「とかげ」もあわせて収録。味わいのちがいもお楽しみ
いただけます。

■著者:よしもとばなな ■出版社:幻冬舎 ■価格:税込1260円

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by revenouveau | 2007-04-16 13:00 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (37)

「そうした事態になることは、ありえると思います」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

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by revenouveau | 2007-04-13 09:56 | 美句のようなもの

薄闇シルエット

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


角田光代さんご本人がつけた、この本のキャッチコピーは「隣の芝生が青
く見えすぎるハナ(37)、只今人生修業中」。

主人公のハナは独身で、大学時代からの友人・チサトと下北沢で古着屋を
経営しています。

ある日、十年来の付き合いのタケダくんから「結婚してやる」といわれ、
かのじょのなかに生まれたちいさな違和感。

そして、その違和感は、日に日におおきくなっていったのです。

さらに、共同経営者のチサトがハナとの約束をやぶって新たな仕事に手を
だしたり、母が急逝したりと、かのじょをとりまく環境にも変化が…

   私は私のしたいようにしかできないの。

そう思いつつ、ハナは、惑いまくりながら、恋愛や仕事について模索して
いきます。

■著者:角田光代 ■出版社:角川書店 ■価格:税込1470円

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♪ちょっと立読みしてみたい方は、こちら
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by revenouveau | 2007-04-11 09:10 | 立読のようなもの

雷の季節の終わりに

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


日本と地つづきでありながら、ずれた層にあるために、ひとにも知られず、
地図にも載らず、現世からかくれて存在する町〈穏(おん)〉。

そこには、四季のほかに、春を迎える前、鬼たちが闊歩し、ひとが消える
雷の季節があるのだといいます。

物語の主人公は、そのふしぎな町〈穏〉でくらす少年・賢也。

かれには、いっしょにくらしていた姉がいたのですが、ある年の雷の季節、
行方不明に。さて、かのじょは、どこに消えてしまったのでしょう。

そして、そのときを境に、賢也は、〈風わいわい〉というもののけにとり
憑かれてしまいます。

むかしから〈風わいわい〉憑きを忌み嫌ってきた〈穏〉のひとびと。

賢也は、あるできごとをきっかけに、無実の罪を着せられ、町を追われる
ことに…

どこかなつかしく民俗学的な香りのする物語は、まさしく恒川光太郎さん
ならでは。

妖怪たちが店をだし、望むものがなんでも手にはいるふしぎな市場を舞台
にした前作「夜市」よりも壮大で、ながい本作は、きっと、あなたを異世
界へと誘ってくれるはずです。

■著者:恒川光太郎 ■出版社:角川書店 ■価格:税込1575円

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by revenouveau | 2007-04-09 09:52 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (36)

「きのうは、危機一発のところで助かりました」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

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by revenouveau | 2007-04-06 12:01 | 美句のようなもの