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アタシ、どこか間違ってる?  (35)

「かれのレポートは、いまだ提出されていません」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

正解例は、こちら...
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by revenouveau | 2007-03-30 09:29 | 美句のようなもの

夜は短し歩けよ乙女

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


翻訳家で文芸評論家、豊崎由美さんとの共著『文学賞メッタ斬り!』でも
よく知られる大森望さんが「大傑作。文句なしに今年* の恋愛小説ナンバ
ーワン」と評した一冊。(今年*:2006年)

独特の文体と奇想にあふれた作風を身上とする鬼才・森見登美彦さんが、
どこか異世界とつながっているような京都のまちを舞台に、摩訶不思議な
物語をつづっていきます。

中心人物は、天然キャラでとことんマイペースな女子大生〈黒髪の乙女〉
と、某国立大学に通う偏屈で妄想癖のある男子学生の〈先輩(私)〉。

ひそかに〈黒髪の乙女〉に想いを寄せる〈先輩〉は、春は夜の先斗町に、
夏は糺ノ森の古本市に、晩秋は学園祭に…、かのじょの姿を追い求めます。

かれらを待ち受けるのは、錦鯉をこよなく愛する男性・東堂さん、大酒飲
みの美女・羽貫さん、自称・天狗の樋口君、謎の老人・李白翁など、一癖
も二癖もある面々が巻き起こす珍事件の数々。

卓越した文章力と、たくみなストーリーテリングが有望視される新鋭作家
によるキュートで奇抜な恋愛小説はいかがですか。

■著者:森見登美彦 ■出版社:角川書店 ■価格:税込1575円

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♪ちょっと立読みしてみたい方は、こちら
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by revenouveau | 2007-03-28 11:40 | 立読のようなもの

そろそろくる

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


この本は、レビューを書くのがむずかしいです。

PMSと向き合うイラストレーターを主人公にした中島たい子さんによる
病気シリーズ?とだけいってごまかしておきます。

ちゃんと感想を書かないからといって、けっしておもしろくないわけじゃ
ありません。(読めば、おわかりいただけます、きっと)

モチーフが、あれですが、男性にもぜひ…

■著者:中島たい子 ■出版社:集英社 ■価格:税込1260円

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by revenouveau | 2007-03-27 09:29 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (34)

「そんなに安心していると、足下をすくわれますよ」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

正解例は、こちら...
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by revenouveau | 2007-03-23 13:24 | 美句のようなもの

アルゼンチンババア

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


いよいよ、あすから、この物語を原作にした映画作品が公開されるという
ことで、過去記事を再掲します。

               ●

亡くなった母親の思い出や記憶を抱いてすごしていた〈わたし〉。

ある日、父親に新しい恋人ができたことを知ります。

それは、近所でも有名な変わりもの〈アルゼンチンババア〉。

ほんとうは、〈ゆり〉という名前があるのですが、なぜか、かのじょは、
そう呼ばれているのです。

古臭いにおいのするビルに住んでいて、ちょっぴり浮き世ばなれしている
けれど、とても純粋できれいなひと。

はじめは、躊躇していた〈わたし〉までもが、いつのまにか、ゆりさんに
ひかれていって…

そこに生まれる、癒されるような感情にあふれた世界。

奈良美智さんの絵と写真が、文章のあいだに、まるで仕掛けのようにはさ
まっていて、それもまた、物語をふくらませています。

加えて、すべてのページが英訳つき。

これは、なかなかのできばえで、むしろ、わたしは、英文のほうが読み物
としておもしろいような気がしました。

■著者:よしもとばなな・奈良美智 ■出版社:ロッキンオン
■価格:税込2625円

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by revenouveau | 2007-03-23 10:04 | 立読のようなもの

犬は神様

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


大の犬好きで、子どものころから「犬を切らしたことがない」という銅版
画家の山本容子さん。

その家族の歴史とともにいた犬たちを、エッセイと銅版画でだどります。

幼いころをともにした初代の五郎をはじめ、ボスク、ヤロス、マッシュ。

かのじょにとって、犬は、ときに兄弟であり、親友であり、教師のようで
もありました。

そして、ついさいきん世を去ったルーカス。

老いて、不自由なからだになっても、抗うことなくそれを受け入れ、最期
まで誇り高く生きた同志の姿は、神々しくさえあります。

■著者:山本容子 ■出版社:講談社 ■価格:税込1575円
※在庫切れとなっている場合があるようです。

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by revenouveau | 2007-03-22 08:37 | 立読のようなもの

ミーナの行進

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


小学校を卒業したばかりの朋子は、家庭の事情で、生まれ育った岡山から
神戸へ、母方の伯母の家に預けられることに。

なんと、そこは「これが、家なんですか?」と声をあげてしまうほど立派
な、山の上の洋館だったのです。

朋子を歓迎してくれた、洋館に住む個性ゆたかな家族たち。

ドイツ人のローザおばあちゃん、その息子の伯父さん、(妻の)伯母さん、
ふたりの娘・ミーナ、お手伝いの米田さん、庭師の小林さん。しばらくし
て、スイスに留学していたミーナの兄・龍一もかえってきました。

そして、忘れてはならないのが、ひろい庭で飼われている、ミーナのよき
相棒ともいえるコビトカバのポチ子。

1年あまりのときをすごしたこの場所で、朋子の生涯の宝物となる思い出
をつくってくれたのは、喘息を患っている美少女、ひとつ年下のミーナで
した。

本が大好きなミーナ。集めているマッチ箱に描かれた絵をもとに、すてき
な物語を紡いでいくミーナ。淡い初恋にこころときめかせるミーナ。

ふと気がつくと、いつのまにか本の世界にまぎれこんでいるじぶんを発見
したりするのです。

■著者:小川洋子 ■出版社:中央公論社 ■価格:税込1680円

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by revenouveau | 2007-03-20 09:47 | 立読のようなもの

アタシ、どこか間違ってる?  (33)

「社会人として、つねにこれを念頭に入れて行動してください」


さて、この言い方のどこが間違っているのでしょうか。

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by revenouveau | 2007-03-16 09:39 | 美句のようなもの

シールド(盾)

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


それぞれに、栄光と挫折を経験する、ふたりの主人公、コジマとキジマの
成長の物語。

つぎの文章は、村上龍さんのあとがき「おわりに」からの引用です。

   わたしは一つの仮説を立ててみました。わたしたちの心とか精神と
   か呼ばれるもののコア・中心部分はとてもやわらかくて傷つきやす
   く、わたしたちはいろいろなやり方でそれを守っているのではない
   か、というものです。

   そして守るためのいろいろな手段を「盾・SHIELD」という言
   葉で象徴させることにしました。さらに「盾」には、個人的なもの
   と集団的なものがあるのではないかと考えて、それをわかりやすく
   伝えるためにこの絵本をつくりました。

   自分はどんな盾を持っているのか、あるいは持とうとしているのか、
   読者のみなさんが考えるヒントをこの絵本で得ることができればと
   思います。

よしもとばななさんが「何歳で読んでも遅くはない物語だ」とコメントを
よせているこの作品が、あなたにあたえてくれるのは、はたして、どんな
シールド(盾)でしょうか。

■著者:村上龍 ■イラスト:はまのゆか
■出版社:幻冬舎 ■価格:税込1575円

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by revenouveau | 2007-03-14 09:23 | 立読のようなもの

夕子ちゃんの近道

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


アンティークの店〈フラココ屋〉の2階、まるで倉庫のようになっている
部屋に住み込み、店番などのアルバイトをしている〈僕〉。

古びたものたちに囲まれた独特の空間を舞台に、淡々としながらも、しだ
いに深まっていく人間関係が、7つ連作短編として描かれます。

主人公の〈僕〉を取り巻くのは、初代2階の居候で“買わない”常連の瑞
江さん(現在、夫と長期別居中)、隣家に住む大家さんの孫娘で定時制高
校に通っているコミケ少女・夕子ちゃん、店長の元カノで相撲にくわしい
フランス人女性など、ちょっとクセのある面々。

終章に登場する

   「皆、目的はばらばらだ。いつもなにかが我々を束ねている」

               という地の文章は、とても示唆的でした。

■著者:長嶋 有 ■出版社:新潮社 ■価格:税込1575円

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by revenouveau | 2007-03-13 10:08 | 立読のようなもの