カテゴリ:立見のようなもの( 51 )

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

(「立見のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


                            ★★★☆☆

恵まれた頭脳をもつキャサリンは、シカゴ大学で教鞭をとり、天才数学者
と讃えられた父のロバートを亡くし、生きる気力を失っていました。

思い出のなかに閉じこもるキャサリンを訪ねてきたのは、父の教え子だっ
たハル。かれの目的は、ロバートが遺したノートに重大な研究成果が埋も
れていないかを調べることでした。

晩年の父とおなじように、精神のバランスを崩していくキャサリン。そん
なかのじょを、あたたかい心で見守るハル。やがて、ふたりは結ばれます。

ある日、ロバートの書斎で一冊のノートをみつけるハル。そこには、ある
数学の定理の証明が記されていました。はたして、ロバートは狂っていな
かったのでしょうか? 興奮するハルに、キャサリンは意外な言葉をなげ
かけました。

   その論証を書いたのは、わたしよ。

それを証明できるものもなく、ハルには、とても信じられませんでした。
かれの態度に、キャサリンは傷つき、ふたたび狂気にとらわれていきます。

しばらくして、通貨アナリストとして第一線で働く、姉のクレアの提案に
従い、ニューヨークであらたな生活をはじめることを決意したキャサリン。

ついに、定理が本物であったことを検証できたハルは、だまって旅立とう
とするかのじょに、ノートを渡します。

一冊のノートに導かれるように、父ロバートとの思い出をたどりながら、
キャサリンは、じぶんにとって、もっともだいじなものはなにかを気づく
のでした。

だれの人生にも、困難が待ちうけています。それでも、だれかを愛するこ
とで、なによりもじぶんを信じることで、ひとは、ふたたび歩きだすこと
ができるということを、キャサリンは証明(プルーフ)してくれるのです。

■監督:ジョン・マッデン ■初公開:2006.01.
■出演:グィネス・パルトロウ、アンソニー・ホプキンス、ほか

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by revenouveau | 2006-12-12 09:31 | 立見のようなもの

メゾン・ド・ヒミコ  Maison de Himiko

〜 ハリウッド版リメイク(さえら案)〜


                         期待度:★★★☆☆
                         実現度:☆☆☆☆☆
【キャスト】

卑弥呼(田中 泯)
     ■デニス・ホッパー(ヒミコ) 
春 彦(オダギリジョー)
     ■ヘイデン・クリステンセン 
沙 織(柴咲コウ)
     ■エヴァ・グリーン 
ルビイ(歌澤寅右衛門)
     ■ロビン・ウィリアムズ 
エリナ(村石千春)
     ■クレア・デーンズ 
淳 也(田辺季正)
     ■ダリル・サバラ 

※ほか検討中

【ストーリー】

ゲイである父・ヒコミを嫌い、その存在さえも否定して生きてきたエヴァ。
ある雨の日、かのじょが働く塗装会社に、ヘイデンという美しい青年がた
ずねてきました。
ヒミコは癌で死期が近いとエヴァに告げるヘイデン。そして、かれは、ヒ
ミコが営んでいる老人ホームを手伝ってほしいと誘います。
ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”。にぎやかで、哀しくて、
あたたかな場所。死にゆく父親。その父親を愛するヘイデン。そんなふた
りをみつめるエヴァ。理解しあえるはずのないかれらに、いつしか不思議
な関係が芽生えていくのでした。

■監督:クリス・コロンバス ■初公開:未定
■出演:上記参照

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by revenouveau | 2006-06-02 09:25 | 立見のようなもの

サン・ピエールの生命

(「立見のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


                             ★★★☆☆

19世紀半ば。カナダにあるフランス領のサン・ピエール島。

この島に軍隊長として駐屯しているジャンと、美しく純真な妻マダム・ラ
は、深い愛のきずなで結ばれていました。

ニールは、荒くれものの漁師。

ある日、かれは、酒に酔ったいきおいで殺人を犯し、死刑を宣告されたの
ですが、島には、法で定められた処刑の道具ギロチンがありません。

サン・ピエール島に、ギロチンが運ばれるまでのあいだ、ニールは、マダ
ム・ラの身の回りの世話をすることになりました。

かのじょは、ニールに、読み書きを教えたり、外出先に付き添わせたりと、
行動をともにするうち、かれへの母性とも愛ともとれるような感情を抱き
はじめるのです。

ニールは、また、未亡人マルヴィランの家の屋根を修理したことをきっか
けに、島の人々との親交を深めていきます。さらに、暴走する荷車の女性
を救ったことで、かれは、ますます島の人気ものに。

マルヴィランは、ニールを愛しはじめ、やがて、ふたりは神父の前で永遠
の愛を誓います。

そんな日々も、つかのま。いよいよ、ギロチンが島に到着。

ニールの死刑執行に反対する島の人々。マダム・ラもまた、かれの処刑に
疑問を感じはじめ、人々と妻の声に、心をうごかされたジャンは、処刑の
立ち会いを拒否。マダム・ラは、ジャンの立場が危うくなるのを承知で、
ニールを逃がそうとしますが、失敗し、事態は、かなしい展開に…

ニールは、ギロチンで処刑。数カ月後、ジャンは、反乱罪で銃殺刑に。

うちひしがれたマダム・ラは、じぶんが死をむかえるまで、未亡人でいる
ことを誓うのでした。

手持ちカメラの多用や不安定な構図。そのすえに、立ちどまったカメラが
みせる、みごとなまでに美しい構図。カメラという「目」がみせる表情に
よって、感情がゆたかにあらわされている点にも注目したい作品です。

■監督:パトリス・ルコント ■初公開:1999.
■出演:ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ、ほか

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by revenouveau | 2006-05-23 09:11 | 立見のようなもの

不機嫌なジーン  Male Nature

〜 ハリウッド版リメイク(さえら案)〜


                         期待度:★★★☆☆
                         実現度:☆☆☆☆☆
【キャスト】

蒼井仁子(竹内結子)
     ■シエナ・ギロリー 
南原孝史(内野聖陽)
     ■マシュー・マコノヒー 
白石健一(黄川田将也)
     ■ヘイデン・クリステンセン 
吉田 佳(もたいまさこ)
     ■ダイアン・キートン 
勝田隼人(オダギリジョー)
     ■セス・グリーン 
神宮寺潤(小林聡美)
     ■レニー・ゼルウィガー 

※ほか検討中

【ストーリー】

シエナは動物行動学を専攻する学者のタマゴ。
かのじょは、〈男性=オス〉というものは絶対に浮気をする生き物であり、
それは「オスが悪いんじゃなくて、オスの遺伝子(ジーン)が自らを複製
していくために、そうした指令をだしてオスを操っているんだから仕方が
ない」という生物学の通説?を知っています。
ある日、平凡な日々を送っていたかのじょの前に、むかし付きあっていた、
著明な学者・マシューがふたたびあらわれ、まったく未練のないかのじょ
に復縁を迫ったのでした。
過去のことで男性不信になったシエナでしたが、小学校の教師をしている
年下のヘイデンとの出会いや、マシューの猛烈なアピールにこころが揺れ
はじめて…

■監督:シャロン・マグワイア ■初公開:未定
■出演:上記参照

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by revenouveau | 2006-05-19 09:35 | 立見のようなもの

明日の記憶  (再掲)

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


きのう観たばかりの映画。タイトルや俳優の名前がすぐに思いだせない。

あなたには、そんなことがありませんか。

そして、…

頭痛がする。あたまのなかで、なにか弾けたような音が聴こえることがある。
夜、眠れない。立ちくらみとはちがった感じの、めまいがする。

これは、ある病気の兆候としてあらわれる症状の例です。

アルツハイマー病。

痴呆症(認知症:04年末、厚生労働省が呼称を変更)のひとつで、正式には
アルツハイマー型痴呆症と呼ばれています。

脳がしだいに萎縮していき、記憶力をはじめとする知能やからだ全体の機能
が衰え、ついには死にいたる病。原因はいまだ判明しておらず、完治させる
薬や治療法もみつかっていません。

主人公は、40代後半。広告代理店の営業部長。

若年性アルツハイマーと診断されます。

会社の存続を左右するプロジェクト、まもなく嫁いでいく娘、…

仕事場のスタッフに、そして愛する家族に対し、じぶんはなにができるのか。
さまざま逡巡する主人公。

しだいに薄れていく記憶力。じぶんの脳に記憶するかわりに、いま起こって
いることを紙に記していく。走り書きのメモで、みるみるうちに膨れあがる
ポケット。主人公を射る、奇異なものをみるような視線。

記憶の崩壊は、人格の崩壊なのでしょうか。

脳の裏側をえぐるようにして、病をもった本人の言葉をつづっていく物語。

読みおわったあとに、じぶんの裡から、さまざまな感情が沸きあがってくる
一冊です。

■著者:荻原浩 ■出版社:光文社 ■価格:税込1575円

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この作品は、渡辺謙さんがエグゼクティブ・プロデューサーとなって映画化
され、きょう2006年5月13日公開となりました。
かれが、この作品(原作)と出会ったのはアメリカで、映画「SAYURI」を
撮影しているときだったといいます。
かれみずからが出版社あてに手紙を送り、映画化をつよくすすめたそうです。
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by revenouveau | 2006-05-13 15:52 | 立見のようなもの

真夜中のピアニスト

(「立見のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


                             ★★★☆☆

主人公の青年・トムは、28歳。

いまは、放埒な父親のあとをついで、残酷な裏切りが横行する、不動産の
裏ブローカーとして生きていますが、かれには、ひとつの夢がありました。

それは、いつの日にか、母親のようなピアニストになりたいということ。

そして、トムの夢への歯車は、とつぜん、うごきはじめます。

かれは、あるできごとをきっかけに、中国系の女性でピアノ教師でもある
女性に、コンサート・ピアニストになるための特訓をしてもらえることに
なったのです。

しかし、かのじょは、フランスに来たばかりで、フランス語を話すことが
できません。音楽だけが、ふたりの、唯一のコミュニケーション。言葉を
交わさずに、音楽を通じて交わされるやりとりは、まさしく、セクシーと
いう表現がふさわしい情景。

父親とおなじ、「悪」の裏家業をつづけるのか。母親のめざした、「善」
のピアノの道にすすむのか。人生の岐路にたつトム。

そして、ピアニストになるための練習と並行するように、親友の妻に愛を
告白したり、裏稼業で知り合った男性のガールフレンドを襲ったり、人間
的に成熟していないトムのエピソードが合間に展開します。

きれいごとだけでは許されない、さまざまな問題。はたして、トムを取り
まく環境は、かれが目的を達成することを許すのでしょうか。

この映画が感じさせるのは、「ピアノ」からイメージさせるソフトなもの
ではなく、「真夜中」という言葉が示すハードボイルドなニュアンス。

そして、注目すべきなのは、音楽への愛、父親へ逆説的な愛、母親を敬慕
する愛、ピアノ教師へのプラトニックな愛、憧れと衝動のまじった性的な
愛といった、さまざまな愛のかたちです。

じつは、この作品、1978年に公開されたアメリカ映画「マッド・フィン
ガーズ」のリメイク。そちらをごぞんじの方は、また、ちがった味わいが
あるかと思います。

■監督:ジャック・オーディアール ■初公開:2005.10..
■出演:ロマン・デュリス、エマニュエル・ドゥヴォス、ほか

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by revenouveau | 2006-05-10 09:28 | 立見のようなもの

共犯者  associate

~ ハリウッド版リメイク(さえら案)~


                         期待度:★★★☆☆
                         実現度:☆☆☆☆☆
【キャスト】

冬川美咲(浅野温子)
     ■シャーリーズ・セロン 
謎の男性(三上博史)
     ■ジェラード・バトラー 
木場圭一郎(石橋蓮司)
     ■エド・ハリス 
高杉 亮(池内博之)
     ■ジェイク・ギレンホール 
坂下 舞(奥名 恵)
     ■スカーレット・ヨハンソン 
中尾文彦(佐野史郎)
     ■ウィレム・デフォー 
小林浩介(吹越 満)
     ■ジェレミー・レナー 

※ほか検討中

【ストーリー】

15年前に殺人を犯し、秘密を知られないよう、孤独のなかで息をひそめ、
目立たないくらしをしてきたクレジットカード会社のOLシャーリーズ。
あと2カ月で時効というとき、かのじょの前に謎の男性(ジェラード)が
あらわれ「ぼくは知っている、きみがかつてその手を血で染めたことを」
と告げたのです。
かれは、じぶんを脅迫者だといい、かのじょの秘密を守るかわりに提示し
た条件は、いっしょにくらすこと。かれの目的は? その正体は?
そして、いまもなお執念で、シャーリーズをおいつづける刑事 エドの影。
守りつづけてきた沈黙。シャーリーズの、自由までの残り2カ月が、狂い
はじめる…


■監督:M・ナイト・シャマラン ■初公開:未定
■出演:上記参照

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by revenouveau | 2006-04-29 11:01 | 立見のようなもの

星の金貨  Die Sterntaler

〜 ハリウッド版リメイク(さえら案)〜


                         期待度:★★★☆☆
                         実現度:☆☆☆☆☆
【キャスト】

倉本 彩(酒井法子)
     ■ジェシカ・ビール 
永井秀一(大沢たかお)
     ■ジョシュ・ハートネット 
永井拓巳(竹野内豊)
     ■ウィル・ケンプ 
結城祥子(細川直美)
     ■ヒラリー・ダフ 
遠藤園子(西村知美)
     ■リーズ・ウィザースプーン 
小森敏彦(伊武雅刀)
     ■ニコラス・ケイジ 
小泉美和(田中美奈子)
     ■ジェニファー・ロペス 

※ほか検討中

【ストーリー】

ジョージアの診療所で働いていた耳と言葉が不自由なジェシカと、ニュー
ヨークの病院から派遣されていた医師のジョシュ。ふたりは、いつしか、
たがいに思いをよせあうようになっていました。
そんななか、ジョシュに、本院からの呼びだしが。かならず迎えにくると、
ジェシカに約束をしてニューヨークへとむかうのでした。
ジェシカは、ジョシュがある日手話で話してくれたグリム童話「星の金貨」
をこころに思いうかべながら、かれを待ちつづけますが、いっこうに音沙
汰がありません。
帰ってこないジョシュの身を案じてニューヨークへ。右も左もわからない
かのじょに声をかけたのは、偶然にも、ジョシュの母親ちがいの弟ウィル
でした。そして、ジョシュは、事故にまきこまれ、記憶を失っていたこと
を知ります。やがて、ジェシカに恋心を抱くウィル。
そして、大病院のなかでうごめく黒い陰謀が3人の運命とからみあって…

■監督:ジェームズ・キャメロン ■初公開:未定
■出演:上記参照

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by revenouveau | 2006-02-24 12:51 | 立見のようなもの

フランス映画祭 2006

〜 Festival de Film Francais au Japon 〜

ことしから「フランス映画祭」がリニューアルされます。さきごろ、豪華
に生まれかわる、この映画祭の上映作品が、さきごろ決定しました。魅力
にあふれた作品群に、どうぞ、ご期待ください。

【会 期】2006年3月15日(水)〜19日(日)
【会 場】シネマメディアージュ(お台場)
     VIRGIN TOHO CINEMAS(六本木ヒルズ)
     TOHO シネマズ(高槻)
【料 金】前売・当日 一律 税込1300円(2月24日 発売開始)
     ※チケットぴあ

気になる上映作品は…
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by revenouveau | 2006-02-14 08:17 | 立見のようなもの

ビッグマネー  Big deal!

〜 ハリウッド版リメイク(さえら案)〜


                         期待度:★★★☆☆
                         実現度:☆☆☆☆☆
【キャスト】

白戸則道(長瀬智也)
     ■ヘイデン・クリステンセン 
山崎史彦(原田泰三)
     ■ホアキン・フェニックス 
保坂 遥(長谷川京子)
     ■エミリー・デ・レイビン 
中川充ちる(岡本 綾)
     ■クレア・デーンズ 
小塚泰平(植木 等)
     ■アルバート・フィニー 
辰美周二(小日向文世)
     ■アンディ・ガルシア 

※ほか検討中

【ストーリー】

アルバイトとギャンブルで食いつないているヘイデンは、将来に不安を抱
えながらもだらだらとした生活をおくる毎日。ガールフレンドのクレアも、
かれのことで心配が絶えません。
ある日、ヘイデンは、コンビニへいった帰り道、謎の老人に出会います。
わけがわからないまま、老人の屋敷につれてこられたヘイデンは、銀行で
小切手を換金し、ある場所へとどけるという仕事を請け負うことに。小切
手の額は、なんと300万ドルという大金。
この妙な出合いをきっかけに、株取引の世界へと足を踏みいれることにな
ったヘイデン。老人の正体は、かつて“マーケットの神様”と呼ばれた相
場師バートだったのです。
バートにマーケットの極意を教えられ、ヘイデンは、やがて、世界有数の
銀行バンク・リバティの不正と闘うことに…

■監督:トニー・スコット ■初公開:未定
■出演:上記参照

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by revenouveau | 2006-01-27 08:50 | 立見のようなもの