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わくらば日記

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


舞台は、昭和30年代、東京の下町。

主人公・和歌子は、母と姉の鈴音(りんね)と三人、貧しいながらも仲む
つまじく暮らしていました。

ただ、姉には、ふつうのひととは違う力が…

それは、ひとであれ、ものであれ、そこに刻まれた記憶が“見える”とい
う能力でした。

そんなふしぎな力をもつ少女が出会った五つの事件。

ちいさな町をゆるがすひき逃げ事件や女子高生殺人事件など、鈴音があき
らかにする事件の真相に、わたしたちは、こころをもつものであるがゆえ
の悲しみやあたたかさを感じるのです。

■著者:朱川湊人 ■出版社:角川書店 ■価格:税込1470円

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by revenouveau | 2006-11-14 09:49 | 立読のようなもの
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