Voyelles

     Jean Nicolas Arthur Rimbaud(1871)


A noir, E blanc, I rouge, U vert, O blue : voyelles,
Je dirai quelque jour vos naissances latentes.
A, noir corset velu des mouches eclatantes
Qui bombinent autour des puanteurs cruelles,

Golfes d'ombre ; E, candeurs des vapeurs et des tentes,
Lances des glaciers fiers, rois blancs, frissons d'ombelles ;
I, pourpres, sang crache, rire des levres belles
Dans la colere ou les messes penitentes ;

U, cycles, vibrements divins des mers virides,
Paix des patis semes d'animaux, pai des rides
Que l'alchimie imprime aux grands fronts studieux ;

O, supreme Clairon plein de strideurs etanges,
Silendes traverses des Mondes et des Anges :
-O l'Omega, rayon violet de Ses Yeux!

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母 音

            アルチュール・ランボー(1871)


A は黒 E は白 I は赤 U は緑 O は青 母音たち
ぼくはいつかきみたちの隠された誕生を語るだろう
A くらくらする悪臭のまわりをぶんぶん舞う
かがやく蠅の毛のはえた黒いコルセット

陰の入り江 E 妄想と円錐の純白
そそり立つ氷の槍 白い王たち めしべの震え
I 真紅 吐き出される血 美しい唇のほほえみは
怒り あるいは苦痛の陶酔にたたずむ

U たゆとい 碧緑の海の神々しい震え
あちこちで草をはむ動物たちの平穏 錬金術が
安らかな皺を 勤勉な者の大いなる額に刻み込む

O かん高い妙なる調べにあふれた至高のラッパ
「世界」と「天使たち」を貫いていく沈黙
おぉ 最後の者 「あのひと」の目の紫のひかり!




※こちらが参考サイトです。

10月20日(1854年)、アルチュール・ランボーの誕生日によせて。

この「母音」という詩について、これまで、さまざまな解釈と翻訳がされて
きましたが、どこかぴんとくるものがありませんでした。そこで、わたしは、
今回、ロベール・フォリソン(Robert Faurisson)氏の解釈を採用しつつ、
さえら的に翻訳を試みてみました。
※ちなみに、わたしは、フォリソン氏の「ホロコースト否定」を絶対に許しません。

アルチュール・ランボーという詩人について、簡単に知りたい方は、
映画「太陽と月に背いて」(1995年、アニエシュカ・ホランド監督、
レオナルド・ディカプリオ主演、DVD発売中)をごらんください。
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by revenouveau | 2006-10-20 09:42 | 仏語のようなもの
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