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今夜は心だけ抱いて

(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます)


12年前に離婚し、幼い娘の美羽を残してきた柊子は、いま47歳。

ある日、母娘は再会し、ひょんなことからふたりの体が入れかわってしま
います。

娘を捨てた負い目をもつ母と、母に反発心を持ちつづけてきた娘。

はじめは、相手を思いやれないふたりでしたが、体が入れかわり、たがい
の人生を生きることになり、それぞれの思いをすこしずつ受け入れていく
ように…

おとなは完璧ではないことを知る美羽。

念願だった若さを手にいれたのに、それゆえ、とまどい悩んだことを思い
だす柊子。

そんななか、やがて、ふたりは気づきます。

年齢を言い訳にしてはいけない。17歳でも、47歳でも、じぶんを生きて
いける。

人生を輝かせるものは、大切な人とめぐり会うことの積み重ねなんだと。

■著者:唯川 恵 ■出版社:朝日新聞社 ■価格:税込1680円

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by revenouveau | 2006-09-20 10:00 | 立読のようなもの
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